カイロス時間とは?

先に進む前に、知っておいてほしいことがあります。

 

それは、クロノス時間とカイロス時間は隣接しているということです。

 

だから、クロノスからカイロスに移動するためのゲートは毎瞬、毎瞬そこにあるということ。

 

待たなければ開かないゲートではなく、いつも、いつも、そこにあるのです。

そのことだけは、頭にとめておいてください。

では、カイロス時間とはどんな時間かのお話しを始めます。

カイロスとは、ギリシア神話の神様だと冒頭で説明しました。

カイロスにはいろいろな説明がありますが、 マヤ暦が終焉を迎え、タイムウェイブゼロというポイントを通過した今、時間に対する感覚は、どんどん変化していて、シンクロニシティの体験が増えたり、原因と結果がさかさまになる現象が起きたりし、そういったことを経験している人も増えている中、カイロスはチャンスの神様とかチャンスの女神というような表し方では、なんとも説明が足りなくなっていると思います。

 

カイロスは、偶然という必然を創り、シンクロニシティを多発させることで、クロノス時間に閉じ込められた世界を解放しようとしているかのようです。

 

さて、カイロス時間ですが、

楽しくて時間がたつのを忘れた経験は誰にでもあると思います。

やりたいことをやっていて、集中している時間の密度の濃さを感じたことがある人もたくさんいます。

 

例えば、私はルノルマンスクールの講習をしている時、カイロス時間に入っています。

 

だから5時間の講習は長く感じません。むしろ、もっとやりたいな~と思うくらいです。

しかし、空港でトランジットするときに、5時間待ちだと言われたらどうでしょう? もう、辟易します。

 

5時間、いったい何をしよう?退屈だな~と、考えこんでしまいます。

5時間、何もせずにただ座っているとしたら、時計の針が刻一刻と進んでいくのを眺めているだけで、消耗してしまうでしょう。

浦島太郎のお話しを思い出して下さい。

 

彼は、竜宮城で楽しく暮らしている間に、地上の人たちの世代はどんどん次世代へと変わってしまい、知っている人がいなくなった村に帰ることになってしまいました。

浦島太郎はカイロス時間の中に没頭していたのかもしれません。

 

そのような主観的な時間をカイロスの時間というのですが、偶然の一致やシンクロニシティの運んでくるラッキーな出来事や、思っていたことが現実化していくなど、自分にとっての特別なことが起きるのが、カイロス時間だと、今のような時代には言いきってよいのではないかと思います。

 

カイロス時間をクロノス時間に落とし込めるか?

実は、その点が一番大切なことです。 カイロス時間の経験をクロノス時間の中に配置していくことができるようになると 時間の魔法使いになれるのです。

これは有名なダリの絵ですが、時間を象徴する時計が溶けているさまが見てとれます。

 

カイロス時間は、溶けているとはいいませんが、自由自在に時間が伸縮するという意味では、このような感覚でとらえられると思います。

 

しかし、どうでしょう?

 

時間がこんなに自由自在に溶けて流れているような状態では、この世界の規則やルールと関係しているクロノスと噛みあうことなどできなくなってしまいます。

カイロクロック時計は止まったままになってしまうのです。

 

そこで、

この溶けているようにみえる伸縮自在、自由自在なカイロス時間をクロノス時間にあてはめることが必要になってきます。

 

別の言い方をすると、5次元時間を4次元時間にあてはめるということです。

クロノスの世界の中だけで、計画をたてたり時間割をつくるのではなく、カイロス時間をクロノス時間の中にいれることで、この世界と連動した動きがとれるようになる。

 

それだけでなく、そこからエネルギーを発生させることもできるようになるのです。

 

それこそが、「時の魔法使い」の仕事であり、ルノルマンカードリーディングのグランタブローで行う「未来創造」「未来の書き換え」です。

 

グランタブローで、自分の未来をデザインする

2つの時間、クロノスとカイロスの関係を説明してきましたが、実際にこの2つの時間がルノルマンカードのグランタブローの中でどのように展開されていくかは、ルノルマンスクールの手法のグランタブローを受けた人には、

「なるほど、そういうことだったのか!?」

と、納得がいったのではないかと思います。

 

この手法は、ルノルマンスクールの上級で勉強しますが、むやみやたらに好きなカードに取り換えていけばよいかというと

全くそうではなく、ネガティブなパターンの解除が起こることを認識し

取り換えたカードの隣接カードとの関連を注意深く見ながら、デザインしなおしていくためのカウンセリングが必要です。

 

シッターの見ている未来ビジョンをともに見ながら、一緒に描いていくというクリエイティブな作業がここにはあります。

シビル(リーディングを行う人)とシッター(リーディングを受ける人)の双方のクリエイティビティが必要なこのセッションは

ルノルマンカードの基礎からをしっかり身に着けながら、隣接カードを読みこなせるようになるだけでなく

クロノス時間としてのカードの意味、カイロス時間としてのカードの意味を組み合わせながら、リーディングする人そのものが

カイロクロック時計の役割を担っていくという高度なセッションとなるのです。

 

グランタブローでの未来の書き換えは、まさに「時の魔法使い」の仕事なのです。

ですから、グランタブローを受けたあとに、頭の中がすっきりし、心も軽くなり、シンプルに力強く前進できるようになるのです。

 

仕事も人間関係も、カイロスのタイミングで瞬時に変化していく秘密がここにあるのです。

 

ルノルマンカードは、このようにリーディングだけでなく、深いヒーリングと、未来ビジョンを達成するためのクリエイティブなツールです。

是非、あなたも一度試して、実感してみてください。